株式会社ライフィ

楽しい仕事とは?

 知らぬ間に、1か月以上もブログを更新していませんでした。
書きたいことはそれなりにあったはずですが、振り返るとなかなか思い出せないもので。ブログはやっぱり小まめに書くことが大切ですね。

 で、昨年、書こうと思っていたテーマ「楽しい仕事とは?」で書きます。

 私は電車に乗ると、車内にある視野に入る広告をほぼすべて見るようにしています。時代背景や、今何が注目されているのか?どんな企業が誰に向けて、どんなメッセージを伝えようとしているのか?、さらにその広告を作ろうと考えた背景を想像するのが大好きなのです。

「へー、若い女性は今、こんなものに興味を持っているのか」とか、『この芸能人の名前、知らないわ』とか、アンテナを張って気づきを得るための練習にもなっています。

 で、『????』となった中吊り広告がありました。写真を見てください。
修正

パッと見た瞬間、誰に向けて、何を訴えているのか?が分らなかったのです。
よーく見ると『あぁ、おれおれ詐欺撲滅のための広告か』となりました。が、誰に見てほしいのか?を考えた時、画像は高齢者向けにした将棋盤ですがよく見ないとそれすら気が付かない。キャッチコピーの「ちょっと待った!」には何のメッセージ性もないので目がいかず。おれおれ詐欺に引っかかりそうな高齢者は『この広告に注目する事もないだろう。』とも思いました。もし仮に周辺に高齢者がいる方向けに作成したならば下段にある「目と心を配るあなたの一手が高齢者の被害から守ります」をメインに持ってくるべきで、画像も変更すべき。

 将棋の駒に描いたイラストを張り付け、プロのカメラマンに撮影してもらい、地下鉄の中吊り広告としてぶら下げ、総製作費は数百万円単位は間違いありません。

掛けたコストほどの効果は得られない気がします。
どんな方々が、どんな思いでこの仕事を成し遂げたのか…?
「よし!いい仕事ができた!」と納得ができたのかどうか?の疑問が残ります。

勝手な推測で申し訳ありませんが「予算の消費」が最大の目的だったのではないでしょうか?

で、この写真を撮った翌日。
たまたま立ち寄ったスーパーマーケットで、お買い物帰りに階段の踊り場で見かけた
ポスターがこちらです。衝撃的なキャッチコピーです。
IMG_2939
「息子がいる人」がターゲットであること、何を訴えたいのか?が一目でわかります。

勝手な推測ですが、『振り込め詐欺撲滅』のために、ターゲットになりうるリタイアメント間近か、もしくはリタイアメントした地域ボランティアの方々が、よってたかってブレインストーミングしながら、心の底から絞り出した言葉をヒントにこのコピーを決めたのではないでしょうか?
もしかしたら友人がオレオレ詐欺に遭い「私たちの友人から、これ以上被害者を出したくない」と始まったプロジェクトでは?と感じさせていただける素晴らしいキャッチコピーです。

また、コストがかかっていない(笑)
パソコンで作って、カラー用紙に出力しただけ。

張ってあるのはスーパーマーケット。

こんな感じ。
IMG_2940

当社の仕事も、上段ではなく、本気で想いを込めた下段の仕事を目指していきたいと思います。

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